低用量ピルの代表と言えばトリキュラー

内服用避妊薬としてピルがあります。
1960年代の初期段階のものはホルモン含有量が非常に多く長期不要は不向きとされていましたが、その後、安全性を高める改良が施されて、現在では低用量ピルが主流になっています。

ピルの有効成分には卵胞ホルモン(エストロゲン)と疑似ホルモンとなる黄体ホルモン(プロゲステロン)の2種類が使用されており、卵胞ホルモンにはエチニルエストラジオールが該当します。
一方、黄体ホルモンにはノルエチステロン、デソゲストレル、レボノルゲストレル、ドロスピレノンの4種類があり、ここでの種類によって第1世代、第2世代、第3世代に分類されます。

ピルのメカニズムでは、まず、使用することで含有ホルモンが働き、実際には妊娠しなくても脳下垂体が「妊娠した」と認識します。
認識されると排卵に必須となる黄体ホルモンの分泌が抑制され卵巣は排卵しなくなります。
使用を中止した場合には妊娠状態が終了したと感知され再び排卵が始まります。
つまり、使用することで生理を遅らせることも早めることが可能になります。

低用量ピルは様々なメーカーから発売されており、その中でも有名なのが大手製薬会社・バイエル製薬株式会社が提供しているトリキュラーです。
トリキュラーは第2世代3相性のピルに該当し、成分にエチニルエストラジオールとレボノルゲストレルの2つの女性ホルモンを持ちます。
因みに3相性とは、ホルモン含有量が3段階に変化するタイプを表します。

トリキュラーは非常に優れたピルとして知られており、高い確率の避妊効果や、生理痛・生理不順にも効果があると言われています。
3相性タイプであるために1シートの錠剤が3種類に分かれており、特徴の1つに、体内バランスを自然に保つように調整されていることから副作用が出にくいことがあります。

トリキュラーには21錠と28錠の2つがあり、基本的な服用方法は1日1錠、毎日一定の時刻に服用します。
21錠の場合は21日間飲んだら7日間の休薬期間に入り、トータルで28日間が1周期になります。
29日からは次のシートに入り、ポイントは7日間の休薬期間を終えた段階ですぐに2シート目を飲み始めることです。
28日錠には休薬期間は無く、その間は7錠分の偽薬を飲み続けることになり、習慣付けできるというメリットがあります。
服用方法では生理が始まった日から始めるのが最も効果があり、1番確実な方法になります。

トリキュラーで生理をコントロールすることも可能

ピルのなかでも低用量ピルが主流となってきており、そんな低用量ピルとして有名なのがトリキュラーです。
エチニルエストラジオールとレボノルゲストレルの2つの女性ホルモンを有効成分とするトリキュラーを服用する間、身体の状態は黄体期にとどまった状態になります。
この期間に黄体ホルモンがたくさん分泌されるのですが、トリキュラーの服用を止めることで、黄体ホルモンの供給も止まり、身体も月経期の状態に進みます。
なので、生理をコントロールすることができるというメカニズムです。

それは普段からトリキュラーを使用している人にも、使用していない人にも言えます。
服用方法としてはまず、普段から使用している人の場合、生理日を早めたいなら、早めたい日にちの分だけ錠剤を減らします。
3日早めたいなら3錠減らします。
休薬期間に入って1~3日で消退出血が起こります。
休薬期間を経てからは次のシートの1錠目から、通常通り服用を始めてください。
遅らせたい場合は、錠剤を飲み終えた21日目以降も休薬期間に入らず、遅らせる日にちの分だけ別のシートの錠剤を飲みます。

普段から使用していない人の場合、早めたい時は、生理が始まって5~7日までの間に服用を始めてください。
早めたい日まで飲み続けます。
ずらしたい前の周までに最低でも10~14日間飲み続けないと、早めることに失敗することがあるので、別に1シート用意しておきましょう。

また、遅らせたい時は、生理予定日の5~7日前から、遅らせたい期間飲み続けてください。
ピルを普段使っていない人の身体は、生理を間近に控え、既に黄体期に入っています。
このタイミングでピルを使用して強引に黄体期を引き延ばすと、生理までの期間を調整することになるので、生理予定日まで余裕をもってトリキュラーを飲み始めることがポイントです。
いずれの場合も服用を止めると、1~3日で生理が始まります。
単に生理日をずらしたいのなら、服用を忘れるリスクが少なく、コストの面でも生理日を早める方法が安心です。